最初に触った動画編集ソフト
私が関心があることの1つ「動画」。最初に触った動画編集ソフトは「Windows ムービー メーカー」でした。当時はガラケーで撮った写真、動画を並べて、BGMをつけて動画に書き出すというものでした。
日曜大工の作業工程を撮影し、ムービーメーカー上でテロップをつけてスライドショーにしました。『TAKUMI/匠』をBGMにつけて『大改造!!劇的ビフォーアフター』ごっこをしておりました。(曲は無断使用ですが、もちろん個人使用の範囲内でこの動画は公開しておりません。)
その後どこかに出かけるたびにガラケーで撮影した画像をアルバムのように動画にしていました。フリーソフトでここまで出来れば十分、それなりに趣味の範囲としては満足していました。やがて、もう少し「画面設計をもっと思い通りにできないか」、「Flash的な感じでイラストを動かしたりできないか?」、「仕事に使えないか?」という欲が出てきました。
あとで分かることですが、ざっくり言うとムービーメーカーはAdobeのソフトで言えば「Adobe Premiere」のような役割で、そのソフト自体で凝った仕掛けをしたりするものではありません。
その人にとっての過剰/適正がある
では「部品作り」はどこで作るのか? Adobe Premiereに対しては「Adobe After Effects」や前述の「Adobe Flash」というソフトになります。画面上にテロップ文字以外のロゴやイラストなどの「オブジェクト」にアニメーション効果や視覚効果を加えたいわけです。
Adobeアプリも昔よりは随分導入しやすくなりましたが、コスト面(学習コストも含む)など考えるとノンデザイナーの方の選択肢には入りません。また、そこまでバリバリのクリエイターっぽい動画を必要としないというニーズもあります。
例えば社内の研修用に使う「説明動画」、講師業をされてる方が授業に使う「教材動画」など。もちろん大手企業などでは予算をとって業者に発注するかもしれません。しかし社内の部署レベル、個人事業主では「お金も時間もかけれない」または「コストをかける必要がない」という動画のニーズがあると思います。
実は「適正」をすでに手に入れていた
1. 導入ハードルが低い
そこで私が「ちょうどいい」と思ったのが「Microsoft PowerPointで作る動画」です。Microsoft OfficeはWindowsユーザーなら相当な確率でインストールしているでしょう。そしてデザイナーでない方もPowerPointはともかく、WordやExcelは使っているという方も多いでしょう。同じOffice製品ですので、用途は違いますがソフトのメニューは基本的に共通ですので、使ったことがない方もすぐに慣れると思います。
2. ノートPCでも軽快に動作
Adobe製品は印刷・Web・映像など、いわゆる「プロクリエイター」向けのソフトです。よって使用するパソコンのスペックもそれなりのハイエンドマシンが必要になります。一方、OfficeはWindowsタブレットでも動作します(もちろんスペックが高い方が動画の書き出し時間も短くて済みます)。
3. ノンデザイナーにも易しい操作方法
PowerPointはテキスト・画像・動画・音声を取り込めて、画面の好きな位置に配置することができます。書類を作成するのと同じ要領で画面をデザインすることができます。そしてその素材に様々な効果を追加することができます。After Effectsですると大変なアニメーション設定がパワポでは一瞬でできたりもします。しかもロースペックのパソコンでサクサクと。
アイデア次第ではAfter Effectsばりの超クールなモーショングラフィックも作ることができるでしょう。イベントの告知動画を手早く作ったり、テレビ的なインフォグラフィック(相関図、グラフ、仕組み、構造の説明など)、動画で作るマニュアル(組立手順、操作方法など)、説明会用のオリエンテーション動画、デジタルサイネージ(電子看板、電子チラシ、電子ポップ)、ブログ&SNS投稿用など、用途は色々あります。
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