Autodesk社の3DCAD「Fusion360」はクラウドを意識した仕様になっています。「設計」という観点から言えば共有は社内のスタッフ間で行われるかと思いますが、下記のように3DデータをWebサイトやブログ記事に埋め込みしてCADやビューワ環境がない方にもデータを見せることも可能です。(パソコン限定と聞いていたのですが、スマホからでも閲覧できるようです。iOS 9.3.5のクローム、サファリで確認。)
Fusion360は基本的にデータをクラウド上で保存するようになっています。ローカルに保存する場合は「エクスポート」という形でファイルを書き出します。(ちなみに、ローカルとクラウドとでは対応ファイル形式の数が違います。クラウドの方がインポートもエクスポートも圧倒的に選択肢が広いです。)
モデリングデータをクラウド上に保存しているという前提に3Dデータの埋め込みの手順を紹介します。
1,「A360」にアクセスしてログインします。
2,埋め込みたいデータの行にカーソルを合わせ、共有アイコンをクリックします。
3,共有メニューから [埋め込む] を選択し、コードをコピーします。
あとはブログなりWebサイトに貼り付ければOKです。
上図の通り、共有の方法は埋め込みを含めて3種類あります。
A. リンクをコピー
- 生成されたリンクURLがを任意のユーザに共有
- プライバシーの設定
A-1. 閲覧者のコンピュータにダウンロードすることを許可
A-2. アクセスにパスワード設定
B. 電子メール
C. 埋め込み
やはりCADということで共有に関しては慎重になる部分があるかと思います。埋め込みは一番広く公開する方法ですが、絶対にダウンロードできないかどうかは分かりませんので、機密性の高い設計データを扱う際はくれぐれもご注意ください。
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